大学院・
国内外の留学

耳鼻咽喉科の魅力

医学部学生・初期臨床研修医の皆さんは、臨床実習、初期臨床研修で各診療科をローテートしていくうちに将来に何科に進もうか、多くの選択肢を前に日々悩まれていることと思います。「内科系に進むか、外科系に進むか」、「大学・病院で勤務医を続けるのか、自らの医院を開業するのか」などは代表例だと思いますが、せっかく医師になるからには手術、癌治療、また基礎研究を経験してみたいという方も多いのではないでしょうか?

耳鼻咽喉科の最大の魅力は、取り扱う領域が非常に広範である、つまりサブスペシャリティが豊富で将来の選択肢が多いことだと思います。聴覚・嗅覚・味覚・平衡覚など、感覚器のほとんどを取り扱うこともあり専門性も極めて高く、新生児から高齢者まで自ら診断して自ら治療することができる、外科系も内科系もどちらもできることも大きな魅力ですが、他科に比べて医師の数が少ないので早い段階から外来診療を行い、手術を執刀することができます。

手術は内視鏡や顕微鏡を用いた耳科手術・鼻副鼻腔手術などの比較的細かい手術からダイナミックな頭頸部癌手術まで幅広いのが特徴です。手術以外にも難聴・めまい・免疫アレルギーなど基礎研究を含めて内科的な分野で活躍する耳鼻咽喉科医も多く、自分の興味、適性などに合わせて将来の専門領域を決めることが可能です。また、比較的ON/OFFがはっきりしていますので、結婚・出産を考える女性医師にもおすすめできます。

日本耳鼻咽喉科学会が実施している耳鼻咽喉科医師数に関する全国調査によると、新臨床研修制度が開始してから新たに耳鼻咽喉科医となった医師は、開始前の約2/3に減少しています。しかし逆の見方をすれば、今後耳鼻咽喉科医となる医師にとっては大きなチャンスであるとも言えます。新規開業もまだまだ可能ですし、大学・病院で勤務する上でも活躍する場は十分にあり決して困ることはありません。

昭和大学医学部耳鼻咽喉科講座で耳鼻咽喉科医を目指してみませんか?