耳鼻咽喉科頭頸部外科の手術は、時に豪快で時に緻密なものとなります。そんな様々な表情を見せる手術に魅力を感じ、私は耳鼻咽喉科頭頸部外科を専攻することを志しました。北里大学を卒業後にこの医局を選択した理由は、アットホームな雰囲気に加えて、東京と神奈川を中心に働くことができる立地の魅力にも惹かれたからです。
実際に、これまでの経歴を振り返ると、満足できる専攻医生活を送ってきました。初年度は昭和医科大学横浜市北部病院で、先輩の指導の下、口蓋扁桃摘出術などの手術を経験しました。異動後の小田原市立病院では、地域の中核病院として非常に多くの手術や外来に携わり、特に甲状腺や耳下腺の手術を多く執刀させていただきました。外来では、構音障害や難聴を抱えた児童とその家族と向き合う日々を過ごしました。その後は昭和医科大学病院へと異動し、これまでの経験を活かしつつ、高次医療機関でしかできない癌治療などを学ぶ日々を送っています。
医局での生活は決して楽ではないですが、趣味や友人関係、プライベートの時間は十分に確保できています。週末にはバイクでツーリングに行き、仕事終わりにはボクシングジムで汗を流すこともあります。充実した生活を送ることができているのは、ひとえに先輩や後輩、同期たちのおかげです。是非、ご検討中の研修医や学生の皆様は、見学に来て当医局の雰囲気を肌で感じてみてください。